AIを止めるな 正しく導け
Claude Code で AI にコーディングを任せる開発者のための関所です。AIが「読まずに書き換える」「頼んでいないファイルまで直す」「テスト未実行のまま完了と言う」「定常作業の途中で破壊コマンドを打つ」— そこに Edit / Write / Bash の PreToolUse hook で検問をかけます。
v0.6.0 の核心は認識監査。AIの自己申告は信用せず、Read / Grep / Bash の実際の調査履歴を証拠台帳として観測します。調べてあるなら、関所は黙って開く。調べていない時だけ、止まる。
The gate opens on evidence, not claims. — Observed investigation is the passport; ceremony is charged only when recognition is actually missing.
「確認しました」
→ 実際には読まずに書き換える。検証せずに「完了」と言う
「ついでに直しておきました」
→ 頼んでいないファイルまで変更する (Sonnet 5 でも現行報告あり)
「復元スクリプトを実行します」
→ 中身を読まずに実行し、バックアップごと消す (2026年に実際に発生した事故の型)
「気をつけます」
→ 自己申告は行動を変えない。次のセッションで同じことが起きる
「本当に分かってる?」と聞いても、AIは「はい」と答える。
GateGuard は聞かない。調べた痕跡を観測する。
Edit / Write / Bash の PreToolUse hook で発火。読み取り専用コマンド (ls / cat / grep / git status) は一切検問しない。
未調査のファイルへの変更を一時停止し、ユーザー指示の原文引用・依存元の列挙・実データの確認を要求する。推測での変更を根元で止める。調査済みなら発火しない (下の認識監査)。
rm -rf / git reset --hard / drop table / 強制 push などの取り返しのつかないコマンドを検問。何が消えるか・戻し方・指示の原文を提示してからでないと通らない。プロジェクト固有の危険コマンドも追加できる。
Edit/Write を3回積んでもテストを叩かないと、次の変更を deny。「自己評価で完了」を禁じる。ドキュメント編集や同一ファイルの連続修正はカウントしない (opt-in)。
従来のゲートには自己申告が1枚残っていた。「事実を提示しろ」と要求しても、提示の真偽までは確かめられない。v0.6.0 はそれを剥がした。ゲートの判断材料は、AIの行動履歴の観測だけ。
Read / Grep / Glob / 調査系 Bash を観測hookが台帳に記録する。記録係は一切denyしない — 観測と強制は別のhookに分離。対象を実際に調べた痕跡が台帳にあれば、関所は儀式なしで開く。
検問を通過したディレクトリには30分の通行証が出る。検証済みの領域では静かに、初めての領域に踏み込んだ時だけ再検問。長いセッションで同じ確認を繰り返させない。
コメントだけの編集は素通り。関数シグネチャの変更は依存元の検索実績を要求。認証・決済・migration・.env・CI に触れる変更は証拠があっても免除せず、ユーザーへの確認を要求する。
ls / cat / grep / git status / 安全なパイプラインは無検問。観測は自由、変更に責任。「見ることまで止められる」というゲート疲れを構造から消した。
全機能デフォルトON · .gateguard.yml で個別に無効化可能 · 台帳が空なら従来動作と完全互換
PainBench — 2026年に実報告された事故の型から罠タスクを作り、現行モデル (claude-opus-5) を gated / ungated で実走。採点は全て機械判定 (2026-07-27 · 各条件1走行)。
賢いモデルには、儀式を課さない。危ない一歩目だけ、確実に止める。
旧世代モデルで測った品質向上 (+2.0/10) は、現行モデルには主張しない。
いま主張できるのは「摩擦ほぼゼロ」と「破壊の淵での look-before-leap 強制」— 測れた分だけ。
出典: benchmarks/painbench — 罠fixture・採点器・生の判定JSONまで全て公開 (N=1、限界も明記)
pip install gateguard-ai
PyPI v0.6.0、MIT
gateguard init
hook を自動登録。旧版からの upgrade も同じコマンドで移行
# そのまま Claude Code を開くだけ
次のセッションから認識監査が効く
GateGuard は everything-claude-code に公式 merge 済。v0.6.0 の認識監査は、開発中のセッションで自分自身に発火しながら作られた — 高影響ファイルの編集を自分のhigh層ゲートに止められ、事実を提示して通る、をこのページの制作中も繰り返している。
「違う」と言った瞬間も、「それでいい」と言った瞬間も。
あなたの判断は、いつもなら消えていく。
アートマンはそれを拾う。集める。かたちにする。
ゲートが観測した判断の一つひとつが、あなた専用の鏡を磨いていく。
AGI が万人のための汎用知性なら、
アートマンは、一人のための超越知性。
※ アートマン (ATMAN) は現在開発中。記憶をつかさどる臓器=エンジン部は CORREX として OSS 公開済み。
GateGuard v0.6.0 の認識監査も、この開発の現場で自分自身に発火しながら作られた — 毎日動いている現場から生まれています。